シナリオライターP子の日記

爆笑業界エッセイ

シナリオライターP子の日記(1998年の記憶)「君はプロになれない!?」

P子はシナリオライターの卵。いや、もうとうにヒヨコくらいにはなっているはずなのだが、なかなか硬い殻を破れず、ひび割れた殻の中で四苦八苦しているアホなヒヨコだ。

この日記では、コンクールに入選したはいいが、なかなかプロになれない不器用でツイてない新人シナリオライターP子の足取りを追う。

もちろん、すべて血も凍る真実。一切嘘はなしよーん。

 

まずはP子が日テレシナリオコンクールに入選したところから話は始まる……。

 

入選の知らせを受けてP子の生活は一変した。友達やマスコミにちやほやされていい気分。

「これで私はプロへの道まっしぐらよ!」

 と、織田裕二や安田成美(昭和を代表するトレンディ俳優)の姿を想像してニヤついていた。

「そうだ!こうしちゃおれん!授賞式で知り合ったプロデューサーの■氏に売り込み作戦よ!」

 と、P子はさっそく新作シナリオを■氏に送り付け、後日日テレ社屋を訪ねた。

 ■氏は快くP子を受け入れ、次々とスタッフを紹介してくれた。

「ああ、これが私の仕事場になるのね!カッコいいぜちくしょう!」

 しかし、そこからがP子の悲劇の始まりであった。

「ところで、私の新作シナリオはいかがでしたか?」

 その時、先ほどまでにこやかだった■氏の目が鋭く光った。

「君、こんなシナリオ、他人に見せちゃあいかんよ。。君はプロになれないね」

 ガーン!ガーン!ガーン!

 なーぜーだーーーー!!!

 P子は奈落の底へ突き落された……次回へ続く。